前年度覇者の松浦悠士は不在も、実績断然の脇本雄太が参戦しシリーズの中心。
スピードある機動力を発揮して圧巻の走りを披露する。
村田雅一ら強力な追込み型がラインを固め強固に。
地元で期待を集めるのは3月大垣で初のGIIIを制した志田龍星。纐纈洸翔、村田祐樹ら若手メンバーが盛り立てる。志智俊夫が一流の捌きで好援護から上位進出を狙う。
北日本勢は総合力上位の菅田壱道を中心に、差し脚シャープな渡部幸訓が好連係を決める。
関東勢は坂井洋ら強力な機動型にベテラン杉森輝大が連係。今年からS班として活躍する岩本俊介が南関勢を牽引。松井宏佑もガッツあるスピードを発揮してV争いへ。
復調の兆しを見せている清水裕友や、嘉永泰斗ら九州勢の一撃も侮れない。
6月岸和田高松宮杯を完全優勝。GIタイトル獲得数現役選手最多と古性優作と共に近畿勢を牽引する存在。強烈なスピードを武器に首位争いをリード。
地元防府記念では前人未到の6連覇を達成。今年前半は病気に苦しむも、6月岸和田高松宮杯と7月玉野サマーナイトで優参と復調の兆しが見えた。
当地参加は昨年の全日本選抜以来。準決勝で敗退となったが存在感はしっかりアピール。今年はS班として南関勢を牽引し、自力自在な走りでV争いへ。
今年2月の奈良GIIIで優勝。ナショナルで鍛えた脚力を武器にパワフルな仕掛けを見せ、南関を代表する先行選手に成長。今節のV候補の一角。
今年はFI戦やビッグレースで優膀こそないものの、7月玉野サマーナイト準決で43万超の高配当を出し決勝進出。トップクラスの捲り一撃は破壊力十分。
7月玉野サマーナイトは落車棄権も、4月の名古屋ダービーで決勝に進出するなどGI戦でも結果を残す。クラス上位の総合力を武器に優勝争いへ。
中部地区を引っ張る存在にまで力を付けた志田。今年の3月には地元大垣GIIIを逃げ切って制覇。今後のグレードレースにおいても、活躍が期待でき楽しみだ。岐阜バンクで熱い走りを見せるか。
長年中部を代表する追い込み選手として活躍を続ける。昨年の当所GIIIは準決勝敗退と、今年はその雪辱を果たすべく気合いも十分。キレ味鋭い差し脚を発揮し地元ファンの期待に応える。
今年からS班として活躍する犬伏湧也を弟子に持ち、自身も99年からS1班として長らく活躍し続ける実力者。実績に裏打ちされた脚を発揮して。
6月の高松宮記念杯では2勝と、ビッグレースでも結果を残し北日本屈指の追い込み型としての地位を築く。磨きのかかった差し脚を披露して優勝争いへ。
今年は小松島の優勝から上々のスタートを切ったが、本来の力を知っているだけに、GI戦ではもの足りない結果が続いている。GIIIを獲って巻き返しへ。
当所は21年共同通信社杯で、自身初の特別競輪決勝進出を果たした思い入れのあるバンク。スピードスケートで培った脚力を武器に自在な走りを見せる。
岐阜競輪場のバンクは、400バンクの平均的な数値を示しており初めて走る選手にもハンデが無いと言われている。
「直線伸びるコースは中バンクから少し外めに寄ったコース。競り合いはインが有利だが、ホームでは向かい風が多くインが踏み遅れるケースがあり、タイミングが大切」と地元の追込み選手。
風向きは年間を通してバック追い風が多く、一気に先制したラインが有利といえる。「先行は向かい風のホームで思い切り踏んでいくと、バックの追い風が利用できスピードにのることができます」と自力型の選手。
アクリル板で囲まれたバンクで観戦もしやすく、臨場感があり迫力のあるレース観戦が魅力の競輪場である。